血圧計の選び方

市販されている家庭用血圧計のほとんどはオシロメトリック法と呼ばれる測定方式により血圧を計測します。
まず、測定する部位にカフ(またはマンシェット)と呼ばれる袋状のベルトを巻きつけます。次に計測スイッチを押しカフに空気を送り込みます。この空気により加圧を行うことで血圧を測定するのです。

血圧計はカフを巻き付ける部位により大きく3つのタイプに分けることができると思います。


上腕式
カフを上腕部に巻きつけて測定する最も一般的なタイプです。
カフはベルト式になっていて手動で巻くタイプと、カフを巻かずにカフ本体に直接腕を入れるアームインと呼ばれるタイプがあります。
上腕式の血圧計は本体をテーブルなどに置いて使用するものが多く、本体も大きめですが、アームインタイプはその中でもより大型のものになります。しかし、カフを巻く手間が省け、カフからの圧力も自動化されているので大変便利です。

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アームインタイプのオムロン HEM-1010
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手首式
手首に巻いて測定します。カフと本体が一体化して小型のものが多いです。
外出先でも血圧を測定したい場合、持ち運びに重宝します。
また、腕をまくる必要がないことも利点と言えます。

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指式
手首式よりさらに小型化し、指につけるだけで血圧が測定できます。
誤差が大きいこともあり、使用する人をあまり見かけません。
HEM-808F.jpg

指式 オムロン HEM-808F


どれを選ぶかですが、
日本高血圧学会の家庭血圧測定ガイドラインでは上腕式のものが推奨されています。
血圧は心臓から離れた部位や、身体の末端に近いほど変動が大きくなります。
したがって手首式や指式は正確さに問題がでてきます。

結局のところ
正確さなら上腕式、お手軽かつ移動先でも使用するなら手首式という感じです。
自宅なら上腕式(アームインがお勧め)、2台目の血圧計として手首式がよいのではないでしょうか。



医療機関での血圧測定方式
家庭用血圧計がオシロメトリック法なのに対して、病院などの医療機関で用いられる測定方法は、コロトコフ法(聴診法)が一般的です。
コロトコフ法は、上腕部にカフを巻き付けた後、聴診器で動脈を流れる血液の音を聞きながら、カフに空気を送り込み上腕部を圧迫することで血圧を測定します。
血液の音を判別する医学的に高度な技術を必要とするため、家庭用血圧計の測定方式としては採用が難しいものと思われます。
また医療機関では水銀血圧計が使われていますね。より精度の高い測定を行うには医師の技術と水銀の安定した精度が不可欠なのでしょうね。

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